中小、零細企業をバカにする人は実際多い
中小はまだしも零細企業なんて信じられない!それは止めてくれ!周りに恥ずかし・・・
このように言う親御さん、またそういった教育を受けたお子さんも多いです。現実たくさんの人とかかわってきましたが、直接は言わなくても、中小、零細企業を内心でバカにする人がすごく多い。
昭和中期の時代は高度経済成長の進む中、大企業に入ると人生が成功したこととイコールでつながるものでした。
でも今の時代はどうでしょう・・・・
中小、零細企業のうまみ
終身雇用が当たり前、大企業に入ってさえすれば一生お金に困ることはない。そんな時代でしたね。懐かしい。
そうです。懐かしいのです。今はそんな時代ではない。大企業だって現実問題リストラを刊行していますし、自分の会社は大きいから大丈夫なんて平和ボケしている人は一体何人いるのでしょうか。
昭和の時代は中小、零細企業がバカにされるのはまだわかりますね。今は忘却の彼方へ行ってしまいました。
中小企業がバカにされる時代は終わりました。
大企業だってリストラを行っていますし、終身雇用が保証されるなんて担保はありません。
逆に中小企業でも上がっている会社はたくさんありますし、小さい企業のほうがなんでもやらせてもらえる、すなわち経験が豊富になるのは間違いありません。
中小零細企業は案外面白いのだ
大企業だと企業の歯車にどうしてもなりがちと思います。また管理する資料作りも大変な量。
長いこと働いていると配置換えもあると思いますが、一般的には分業で、同じ業務をずーと続けることも多いです。あんまりやりがいがないなぁ。
会議もやたら多いし。
全部の大企業とは言いませんが、大企業でもいろいろ経験させてくてる企業は素晴らしいです。
でもそのような、色々な体験をできる大企業って少ないのではないでしょうか。
さらに中小企業だと役職だって上に上がりやすいですし、中小企業でトップを狙うなんて言うのもやりがいかも知れません。
でかい組織では上に上がりにくいですが、小さい企業では目立つことは楽なはずですよ。中小企業でも若年で課長とか部長だったらバカにする人いるのでしょうか?
上に上がりやすいのは中小、零細企業です。大企業で上に上がるのは相当きついですね。そこまでの道のりは結構長いでしょう。
筆者ですが、小企業で役職が無くてもそれほど残業もなく、年齢的に若くてもかなり高給を取っていました。リストラで辞めざる負えない状態になり去りましたが(業務縮小により大量解雇)
リストラ時34歳で年収650万で退職前に家を購入しましたが、担当者から相当年齢の割に給料が良いと言われました。
所詮給料。これ現実。高卒で34歳。年収600万を超えるのは大企業でも残業がすさまじいほど無いときつい給料です。
そんな優遇している中小企業なんて探せばまだありますよ。探す、求めるこのバランスを虎視眈々と狙っていきましょう。中小企業こそ敷居が低いのです。
大企業だろうが、中小、零細企業だろうが、仕事が面白いか+給料が多い。これだったら全く知らない会社であってもかっこいいのです。ごまんとある中小企業。その中で自分の相性ピッタリの会社を探す旅もいいでしょう。
中小企業をバカにする行為は大多数をバカにする愚かな行為
中小企業はだめ、大企業は素晴らしいという極端な人も少ないとは思いますが、
日本の99.7パーセントが中小企業という事実はご存じと思います。
なので、中小企業をバカにする行為は世の99.7パーセントをバカにする愚かな行為であります。この現実を知ってから、中小企業に対して見方が変わりませんか。
エビデンス→中小企業庁の資料
社数でいうと大企業は少ないのですが、それでも1万2千社もありますし、人数比率は大企業は全体の3分の1も占めているため、大企業の存在感は大きいですね。
0.3パーセントしかない大企業が日本の製造業の半分の売り上げを上げているのですから。大企業は素晴らしいのは事実であります。
しかし中小企業は大企業を支える、日本の職を支える屋台骨ということは決して軽視してはいけないのです。